酪農問題

北海道で尾を短くした乳牛が増えている。長い尾をぶら下げていると乳搾り作業の邪魔になるらしい。効率を優先するために尾の付け根から20cmのところに輪ゴムをはめて2ヶ月経つと尾が腐ってとれる。

いくら乳搾りのためとは言いながら動物をこのような残酷な事までして効率を考える必要があるだろうか。私は広い草原の農場で草を食み運動をして乳を搾ったり、食用にするのが自然ではないかと思う。それが尾を切り狭い牛舎につながれて大量の輸入飼料を与えて沢山の乳を搾っている。牧草中心の乳牛に比べて倍の牛乳が得られると言う事である。それで、消化器系や心不全の循環器系の病気がふえていりらしい。このように効率を考えるあまり,先述のような病に冒されて薬剤費がかかる。

効率優先の場合には乳量が多くなるかもしれないが一方では病に冒され薬剤費と共に動物の寿命も短くなるに違いない。同時に自然放牧された乳牛はそれを飲む人にも美味しくて健康的な飲み物となるであろう。あまり人工的に動物を扱うと結果的に人に害が返ってくることになりマイナスになることを充分に留意してください。