2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

朝日新聞の社説を読んで

政治とカネ:与党案では襟を正せない 今朝の朝日新聞の社説を読んでなんとなくまどろっかしい感じがした。「松岡氏の自殺の動機はまだ分からないが、政治資金の使途や農林業者からの献金をめぐって、野党などから激しく追及されている最中の悲劇だった」と穏…

どこへゆく安倍内閣

「宙に浮いた年金記録」問題では自民党の対応は後手に回り、この問題でも内閣の支持率の急落、同時に自殺した松岡農水相が関係していたであろう独立行政法人「緑資源機構」の前身旧森林開発公団。その理事で談合の指南役の自殺。この事件とのかかわり合いは…

松岡農相の自殺

松岡農水相の自殺は衝撃的である。なんとも痛ましい出来事である。だが動機については不明な点が多い。先ず最近問題になっているのは「政治とカネを巡る問題で水道代などが無料のはずの議員会館を事務所にしながら5年間で数千万円もの高熱水費を計上し、高…

敵対的買収ーーTOB

TOBなる言葉が最近マスコミをにぎわしています。TOB−株式公開買い付けの事でテイクオーバー・ビットの頭文字をとったものです。友好的TOBは買収先と合意のうえで行い敵対的TOBは相手の反対を押し切っての買収であります。最近ではHOYAにペンタックスが反旗を…

好調な日本経済

現在日本は5年連続の景気の好調を維持している。この好調の要因は国際的資源価格の上昇、中国やインドの経済成長による日本の輸出の好調、又円安による自動車、船舶、家電製品の米国などへの輸出ドライブなどである。 このように企業の事業が調子がよければ…

米軍のクラスター爆弾等の使用について

恐らく皆様は、ご存知のことと思いますが、クラスター爆弾は母機から投下後に空中でケースが破裂する事により子弾を広範囲にわたって小規模の爆発を引き起こす事などしてダメージを与える。この爆弾が米軍がイラクで使用し、犠牲になった人は、民間人、女性…

安倍首相の温暖化提言から

阿部首相の温暖化提言に私の考えを加えて書いてみる。 温暖化をもたらすための二酸化炭素CO2の排出を50年までに現在の半分にする必要がある。それで来月ドイツのハイリゲンダムで開かれるG8サミットに提言すると述べている。 地球の温暖化を90年度比2度…

自民党 と カネ

政治とカネの問題について毎日のようにマスメディアに取り上げられている。特に松岡農水相の問題が其れである。氏の「ナントカ還元水」疑惑。 その「ナントカ還元水」が1リットル5000円にもついている。 したがって。。。ということらしいがこんな非常…

朝日新聞社説「御手洗経団連」三兎追うのは無理がある

御手洗経団連ー国全体の公益、産業界の利益、そして個個の企業の社益ーこの三者について今朝の朝日新聞の社説にかなり突っ込んで論評してありました。私も社説の通うりだと思います。 そこで社説で御手洗氏が個個の企業の社益のみに付いて考えているので其れ…

自動車燃料

最近二酸化炭素排出量を減ずる事から主に自動車を動かす石油燃料の代替物として、バイオマスの持つエネルギーを利用したアルコール燃料に注目が集まっている。 アメリカは現在国を挙げてバイオエタノールの生産に力を注いでいる。国内の消費分を補うためにバ…

「覚悟の人」をよんで

少し変な表言ですが近代史の幕末、維新で薩長方{官軍)を表、幕府方を裏と考えて、私は裏から余り近代史の小説を読む機会に巡り合いませんでした。 この度佐藤 雅美著「覚悟の人」小栗上野介忠順伝{岩波書店)を読みすごく感激しました。本書は極めて格調…

NHK日曜討論

今日NHKで日曜討論があった。出席者は次のとうり。 西 修(駒澤大学教授)大嶽 秀夫 (同志社女子大学教授) 今井 一(ジャーナリスト)井口 秀作{大東文化大学教授) 論題 1)国民投票法 2)集団的自衛権 3)憲法とどう向き合うか 1)このような法案は…

集団的自衛権

安倍首相が近い将来憲法改正を考えていると言う事は何度も書きました。まずその手続きとして先日、国民投票法案を衆参両院で可決させました。 その大きな目的は集団的自衛権にあるのではないか。アメリカのポチよろしく、アメリカがヨーロッパの主要国から反…

日本経済のありかた

日本経済は03年度から年率2%でゆるやかな景気拡大が続いている。内閣府が17日発表した1〜3月期のGDPは0.6年率2.4%となり底堅い成長ペースを保っている。 この主たる要因は国内的には1〜2月の暖冬で「アウトドア消費」が活況を呈したこと、…

党首討論

今国会初めての党首討論が16日行われた。この討論に大きな期待を寄せていたのは憲法問題であった。国民投票法案を衆議院で自民、公明の数の力で強引とも思われる手法で衆議院を通過させ参院であっけなく成立させた件について小沢代表がどのような態度(発言…

大企業空前の利益を得ているが

現在東京。大阪の大企業の多くは円安、資源高を追い風に好調を維持している。10数年ぶりで当初利益が最高を更新した東芝、更に富士通、シャープも最高益,松下,三菱もバブル期なみに好業績である.又大手商社6社がそろって資源高により過去最高益を得ている…

新仏大統領明日就任

12年間の長きに亘ってフランスを支配したシラク氏に代わってあすサルコジ氏が大統領に就任します。EUの統合に向かって可なり力を注いだシラク氏に変わってプラグマティクなサルコジ氏の登場である。グローバル経済競争に力を注ごうとするフランスをどのよ…

自決を巡る教科書検定

太平洋戦筝の末期沖縄で起きた民間人の自決についてである。 敗戦後以来軍の指導による「集団自決を強いられた」と高校教科書に明記 してあったのっだがこの度教科書会社は追い詰められて「集団自決」と修正されることとなった。 だが文部科学省は「道修正す…

国民投票法案14日成立へ

憲法改正の手続を定める国民投票法案は11日参院の特別委員会で可決された。週明けの14日参院本会議で与党の賛成多数で可決され成立する見通しとなった。 今日まで衆院、参院でなされた審議内容は極めて不十分であったのではないか。このような形で憲法の改正…

ミタル・アルセロールスチールと新日鉄

最近世界鉄鋼業界ではミタル・アルセロールの活躍が華々しい。ミタルはインドで急成長した鉄鋼会社である。最近では世界第2の鉄鋼会社ルクセンブルクのセルセロールと合併して世界最大の鉄鋼メーカーとなった。 ブラジル、アメリカ、フランス、スペインつま…

安倍首相 と 靖国神社

安倍首相は就任早々に中国、韓国を訪問しました。これは小泉前首相が日中間を政治面でひどく冷え込ませ、経済関係でも欧米の後塵を拝することを極端に恐れた経済財界からの大きな不満を無視する事が出来なかったからではないか。 4月11日に中国の温家宝首相…

仏大統領選挙

フランス大統領選挙は6日決選投票が行われ、サルコジ前内相が、社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル元環境相を破って当選を果たしました。 投票率は83.97%で選挙民の意識の高さがうかがわれます。ロワイヤル 女史は、福祉、弱者の目配りを打ち出し、互角に…

日・ASEANとのEPA

韓国は既にASEANとのEPA(経済連携協定)が来月に発行が予定されている。中国は農産品を含むすべての貿易品目を関税撤廃、削減や上限関税の対象として撤廃までの期間も原則5年と定めたため、同様の対応を日本に期待したASENにとって関税撤廃ま…

温暖化防止

ここ数年世界各地域に亘って地球温暖化の結果と思われる被害が多発しています。つまり豪雨の結果による浸水、豪雪、オーストラリア、アフリカ等の干ばつ、アメリカでの大型ハリケーン「カトリーナ」の発生などがあります。 5月5日の朝日新聞に地球温暖化防…

憲法九条

5月2日にNHKそのとき歴史が動いた、憲法施行60年特集「憲法九条、、平和への闘争」改憲か護憲か、を見ました。 筋書きは日本の敗戦直後の米ソ対立の冷戦下で吉田元首相は米国から再軍備を要求されました。吉田元首相は日本独立を強く希望しておりまし…

NHKスペシャル「日本憲法」を見て

日本国憲法が施行されてから60年。安倍首相はじめ自民党等保守党から改憲、戦後体制の見直しが唱えられています。 これまで改憲論が起こる度にGHQによる”押し付け憲法”であると保守党が主張してきました。この番組では日本人も中心なって積極的に関与し…