企業の景況感格差

大企業と中小企業の景況感の格差が広がっている。石油の高騰から原材料の高値となっている。それで中小企業の製品が高価になり経営が非常に苦しい。景気の回復というのは輸出に依存している大企業だけ。

全産業の雇用の7割を占める中小企業の従業員の好況感は低い。大阪府東大阪市、東京の大田区の「町工場」は原材料の高騰とともに競争激化で企業は苦しい。それに加えて機械を動かす重軽油価格の値上が追い討ちをかける。

景気の回復は輸出産業とっては好況感もあるが、内需に依存する中小企業は好況感を得られない。日本の景気回復は中小企業の景気回復が及ばない事には本当の景気回復とはいえないだろう。それに景気回復をしない事には従業員の賃金も上がらないので内需拡大とはいえない。日本経済の弱点はこの辺にあるのではないか。