劉暁波がノーベル平和受賞


中国一党独裁体制を批判し、人権活動家の劉暁波ノーベル平和賞が与えられた。劉暁波氏は作家であり、米国滞在中に天安門広場での民主化運動を知り学生等に民主化推進をを呼びかける公開書簡を発表、帰国しこの活動に合流した。同時に学生らを導きほとんどの人権活動家が中国当局の迫害に耐え切れず、母国を去るが彼は4度も逮捕・拘束されてもぺんを折らず、「不屈の民主派リーダー」と呼ばれている(10月9日T付朝日新聞朝刊)

中国は貧民を旨く活用し、また世界の先進国のブランド物の模造品、偽物などを大量に生産しいまや日本を追い越す世界第2位の経済大国にのし上がろうとしている。さらに天安門事件で知られているように人権など問題外で民主主義は遠くに押しやられている。対外的にも日本の尖閣諸島に見られるように嚇と恫喝、更にはレアアースに見られるように経済圧力を用い暴力国家として世界から眉をひそめられている。

自国の工業化で多くの資源を必要とするので日本近海、ベトナム、フィリピン、マレーシアなど南シナ海に大魚船で押し寄せ他国の海域を自国領域であるとの既成事実を作り上げることに奔走をしている。中国は国内民主主義など全く見られない独裁国家として、また国民は猛烈な格差社会と、どろどろの腐りきった汚職の世界でその大多数は大変な苦難な生活を強いられているのが現状だ。

中国政府は劉暁波ノーベル平和賞を受賞した理由を冷静に分析し真の大国としてそれなりの立派な行動ををとるべきだ。劉暁波さんは現在「国家政権転覆扇動罪」で有罪となり、服役11年の実刑判決を受けて服役中(10月9日朝日新聞朝刊)だが今回のノーベル平和賞がノーるウエイから
劉暁波さんに与えられたことで中国当局は、ノールウエイに怒りを表すと同時に劉暁波さんにも当たり刑期をより長くするのではないかと心配だ。

○疎水小道の野の花