国民投票法案14日成立へ

憲法改正の手続を定める国民投票法案は11日参院の特別委員会で可決された。週明けの14日参院本会議で与党の賛成多数で可決され成立する見通しとなった。
今日まで衆院参院でなされた審議内容は極めて不十分であったのではないか。このような形で憲法の改正が行はれるようであれば明治憲法の愚を繰り返す事は火を見るより明らかである。我々国民は再度徴兵に駆り立たされ銃を持つ事はご免だ。敗戦直後制定された世界に誇る平和憲法下で日本は経済的に著しく成長させ、国民も文化的な生活を享受し、先進国の上位に列せられている。安倍首相、更に保守党は敗戦後GHQの指導の下に憲法が制定された事が恐らく不満だろうが、この60年間の平和憲法の歴史を振り返ると未来永劫堅持すべき性質を持つ価値あるものであることは言うまでもない。
安倍普三氏は9条の今あるあり方を変えた「集団的自衛権」の行使を認める
憲法に変えることを党是としている。
日本国憲法」の改正はまさしく国の根幹を変えるものでありその手続をを
きめる本法案については慎重の上にも慎重を期し、審議を尽くすべきでは
なかっただろうか。