格差社会

一億総中流意識が80年代から90年代のバブルが崩壊まで続いた。それがバブル崩壊後90年代後半、小泉時代から我々は格差社会に突入した。つまりこの時代は景気が停滞し企業が正規の職員をリストラし、また新規職員の採用は少なく、中小企業では全くといってよいほどに新規職員の採用を手控えた。いわば就職氷河期とも言うべき状態で正職員の代わりに非正職員、フリーター,契約社員派遣社員、が大量に採用され、正社員と非正社員の格差は大きな開きを見せた。

小泉氏が首相の時代に言ってた様に「格差は無い」と述べていたが、これは事実を認めようとしない、まやかしの発言と断言できる。安倍首相時代に入ると「再チャレンジ」と訴え非正社員の不満をそらそうとしている。一度非正社員の途に入り込めば正規職員のへの途は遠い。

そして正社員と非正社員との格差は大きく年収にして数百万の開きが出る人もある。その上非正社員を何年も続けていると景気回復後も年齢的に正社員としての途は極めて難しくなる。生涯の暮らしをどのように選択するかは今現在6年程度の好景気が持続しているが「いざなぎ景気」の時代と可なり質的な変化が見られる。

大企業は益々好況を維持し、中小企業まで好況が及ばないのが実情ではないか。「一億総中流意識」時代にはそんなに多く見られなかった生活保護所帯数が激増している。この現実をどう処理すべきか総理以下政府のお偉い方よろしくお願いします。