中国も温暖化対策へ

中国は米国と共にエネルギー消費によるCOの排出量が多い国である。温暖化対策について京都で決議書が作られた当時中国は未だ発展途上国として扱われ日本、EU、米国のように厳しい枠がはめられていなかった。

しかし現在の中国は経済成長が著しくCOの排出量は米国と並ぶ実情である。中国ではエネルギー消費に占める石炭の比率は約7割に達する。大同から400キロ同じ省内の塩分市にはコークス工場がひしめき石炭からコークスを作る作業ですすが猛烈に発生し「1年に2週間しか青空が見えない」。

そこで中国政府も動き出した。非効率な工場、発電所を整理、石炭資源の価格引き上げ、環境対策費の石炭価格への上乗せでコストを上げ、消費を抑えるなどである。

中国は以上のように主に石炭が消費エネルギーの大部分であるが、欧州、特にドイツなどのように、風力、太陽光などを最大限に利用すること、更には水力、バイオ、地熱など化石燃料を極力使わない努力を日欧先進国から学び地球をクリーンにまた温暖化を防ぐ努力をしていただく事を心から希望する。