安倍晋三氏

本当にあきれた人だ。所信表明演説が10日そして12日、1時から代表質問、このとき突如総理大臣を辞任するとの総理からの申し出があり、2時より辞任の記者会見があった。その理由の主なものは昨日このブログで書いたがもう一度記します。つまりインド洋において日本の海自が多国籍軍の艦艇に給油を行うテロ対策特別措置法が11月1日で期限切れになる。それでシドニーブッシュ大統領よりこれの継続を強力に要請された。したがってその継続を行うために自己の職を賭して行う。行えない場合は内閣総辞職を行うと内外の記者会見で大見得をきった。

帰朝して参院で現在強力な民主党党首の小沢代表と会談したい。しかし小澤代表はこれを拒否された。(小沢氏:決して拒否した訳でない)。それがショックだったようだ。それがショックで辞任すると彼の弁である。これは私が思うには辞任理由のすり替えだと考える。彼にとって政治とカネの問題で松岡農水相が自殺、その後次々に起こる政治とカネのスキャンダル、年金問題厚労相の辞任に追い込まれるほどの発言、これ等の問題についての首相の任命責任、リーダーシップの欠如、首相としての資質批判、更に内閣改造後5日目に遠藤農水相の政治とカネの問題で辞任、この問題を長引かせないために与謝野官房長官と麻生幹事長のふたりで首相を無視して2人で処置、

更に鴨下環境相政治とカネの問題等々彼にとってどうにもならない問題が山積した。しかしなんといっても一番の大きな問題は参議院選挙での歴史的な大敗北である。このときに総理として責任を取るのが筋である。責任を取らなかった理由はどの辺にあるのか。いずれにしても自民党の頂点に立つには荷が重いのではないか。このような自民党を冷静に見てみると自民党も末期状態を示しているのではないか。そこで国民に信を問うために誰が総裁になろうと解散総選挙を是非行う事を提案する。