地球の温暖化

今年の夏の猛暑は異常だった.連日33度以上の暑い日が続き、時には35℃を越える日も多かった。8月16日には埼玉県熊谷市、また多治見市で40.9℃と74年振りに最高気温を塗り替えている。この暑さで外出している人が熱中症で病院に運ばれ、また畑仕事をしていた人が亡くなったりスポーツをしていた若者が熱中症で死亡したりした。

台風も昔と違って7月、8月に来襲し大雨をもたらし、山間部に近い人はなだれと出水で多くの人が亡くなっている。台風でなくっても低気圧と共に異常な降雨で大水をもたらし、家屋の浸水、も各地で見られる。また高湿化が進み、ヒストジシマカの発生、米国では西ナイル熱の感染で死亡者が多数出ている。西ナイル熱を媒介する蚊が飛行機でアフリカから運ばれてくるようだ。
欧州では03年に熱波が来襲し、数万人以上の死者を記録している。ドイツなどヨーロッパ各地で大雨ガ降り大洪水をもたらしている。それで近年では欧州の比較的緯度の高いところでも夏クーラーは必要なかったのが最近ではクーラーの販売も見られる。また大雨による洪水は欧州だけでなく日本でも各地に起こり、住民を悩ませている。

海水も異常に高温となり沖縄の珊瑚の死亡、キタオットセイの死亡の原因は海水の温度が上昇し、えさの魚が深い海にもぐったりしていなくなり魚が取れずオットセイが死亡する。北極では氷が解け地表がみえ白熊が餌を得られなくなる様子がTVで放映されていた。日本国内でも暑さでホルシュタインのちちの出が悪くなった事が新聞に掲載されていた。地球の温暖化は以上の様に深刻で心配であると同時に恐れるものである。出来得れば温暖化の原因を作り出す先進国と猛烈な勢いで成長する途上国がお互いに叡智を傾けてこの問題に真剣に話し合い取り組んで欲しいものである。