相撲協会理事長北の湖責任を取れ

大相撲の序の口力士だった斉藤 俊さんしこな名、時太山名古屋場所前の6月にけいこ中に死亡した問題について師匠の時津風親方が解雇された。この問題につきましては私が詳報するまでも無く連日新聞、TVで報道されているので私は自分なりの意見を述べさせていただきます。

先ずこの凄惨な事件が起こった相撲界の体質を問題にすべきだと思います。この事件がおこったのは去る6月、つい最近まで問題が表面化しなかったのはどうした理由なのか。新聞、週刊誌等に報道され理事長の北の湖文部科学省に呼び出され、事情聴取をされてから相撲協会があわてて動き出したわけである。文部科学省が問題視しなかったら協会はほおかぶりして、つまりくさいものには蓋をしてことを荒ら立てずにうやむやのうちに済ます予定だったようである。

国技という事で世間から甘く見られ大目に見てもらえると思い上がったところがあったのではないか。それでこのリンチ殺人事件についても其の経緯をおおやけになってからも協会の最高責任者である北の湖もそんなに深刻な責任感を感じていないのではないか。理事長は全親方衆の統括責任者である。しかるに責任は夫々親方衆が取ればよいと余り理事長としての自覚がないようである。

それで罰則として理事長の給与返上50%を4ヶ月,監事、役員待遇の親方計15人は30%を3ヶ月「世間に対する反省」として申し出ている。こんな程度の罰則でリンチ殺人事件を教会内で起こした反省とするようでは世間を余りにも甘く、また馬鹿にした遣り方である。責任の取り方がなまぬるい。ここにも相撲協会の体質が出ている。体質を徹底的に改革しなければ相撲の明日はない。フアンから見放されるのは必定である。このようなことでは相撲を国技から剥奪するのがとるべき最善の策である。