医療費凍結のまやかし

来年4月に予定されている1)71歳から74歳の医療費の窓口負担は1割から2割にひきあげ、2)75歳以上に「後期高齢者医療制度」を創設する。

福田首相はこの「改悪」の凍結を決めた。しかし1)の窓口負担の2割引き上げ凍結は来年1年間だけ、2)の高齢者医療制度の凍結は半年から9ケ月となっている。これまで高齢者の年金は景気が悪いとの理由で削減されてきた。

今回は70歳以上の高齢者に医療費を1割から2割程度の引き揚げを予定している。今まで年金の削減、住民税の引き上げ、定率減税、老年者控除の停止を行っている。我々高齢者を苛め抜き次に医療費の引き上げを決めている。

衆議院総選挙が近いために1)、2)ともに1年から半年の凍結を打ち出しアメを僅かの期間でもしゃぶらせようとのこんたんである。衆議院総選挙を有利に戦おうという作戦がミエミエである。我々はこのようなインチキな政策に誤魔化されないようにしたいものである。