もう数日で師走

11月の末も12月というのに今日は朝は少し冷えたが日中はぽかぽか陽気。毎年12月に入れば正月を迎える準備のためいろいろと仕事がある。中でも一番気の重い作業はレンジフードの掃除だ。あれは一年間昼となく夜となくよく活動し炊事の油などで、こてこてになっている。12月に入って寒い日にレンジフードの掃除をするのは大変だ。

このような陽気の日にはカメラを提げて疎水べりに冬鳥でも撮りに出かけたかったが正月には少し早いが思いきって換気扇と格闘した。以前は灯油を使って洗うと美しくなり自分ながら満足しいたのだが近くに家が建て込み廃油の捨て場がなくなったので昨年からマジクリンを使用している。最近の洗剤は強力になり本当に美しくなる。家内が大きなレンジフードと私が格闘するのは大変だと思いダスキンなど業者に任せようとかけあったら金2万円也の回答があった。それでやっぱり私が格闘することに決まった。

師走にはいれば正月を迎えるにあったっていろいろの仕事が目白押し。しかしここ数十年は昔と違って自分の親父なんかがいろいろとしていた事を思い出すと簡略化されたようだ。昔は神棚のお飾りや餅つき、障子の張替え、女の子のいるう家では羽子板を飾ったり、どこのうちもみかん箱を重ねたり、お袋はおせち料理に追い回され、今にわかに思い出せないが百人一首、すごろく等を取り揃え、あの独特の雰囲気を持った正月を迎える師走の雰囲気が活気と同時に其の賑わいが子供心にもうきうきした楽しみがあったものである。今はもうそんな雰囲気はなく淡々と日が過ぎて正月が機械的に来て過ぎ去ってゆく、味わいのない生活となってしまった。