医師不足について

1月5日付けの朝日新聞朝刊の見出しに「究明センター搬送急増」「救急病院拒否のしわ寄せ]「重篤者 診られぬ例も」と活字が躍っている。少し読むと医師不足云々なる記事が目に付いた。

医師不足など言われているが数年前には医者余り現象がやかましく叫ばれた。マスメデイアもその音頭をとったことをよもや忘れてはいないでしょね。少し遡ると田中内閣が1974年に戦後の人口増に伴う医師不足、無医村解消などを目的に新設11医大を医学部を持たない大学の県に設立した。

これが数年前に医者余りとなると当時の文部省、マスコミが唱え新設医大を医学部を持たない大学に吸収合併させた。今となってマスコミも今朝の朝日新聞が書いているように医師不足と言うのはおかしいのではないか。それなら何故其の時に将来を見越してそのような馬鹿な事を言ったりまた文部省も先を読めなかったのか。私は朝日新聞の定見のなさにがっかりしています。新設医大をあのような形でなくしたことを誠に残念極まりないと今朝の朝日新聞を読んで思はざるを得ません。