星野仙一監督

北京オリンッピクの野球部門の監督に星野仙一さんが決定している。北京五輪のアジア選手権は苦しい試合の連続だった。しかし台湾、韓国チームなど最強のメンバーを組んで日本チームに向かってきたので日本側もうかうかしていられなかった。日本チームは怪我人が出たり一流選手はメジャーリーグに10数人が加盟しこの試合には出場できなかった。
それでオールジャパンと言っても本当の意味では準ジャパンチームとでも言うべき形体だった。

それにも拘らずアジアNO1にしたのはたいしたものだ。星野監督の過去を辿ると中日ドラゴンズ時代はチームのエースで対ジャイアンツ戦ともなれば闘志丸出しで王、長島に対して逃げのピチングは見たことがなかった。

星野監督の当時の挿話を一つ披露します。阪神タイガースが巨人と優勝を争っていて阪神が中日戦で勝てば優勝という日のことです。中日と阪神名古屋駅近くにある中日球場で中日が星野、阪神が江夏と投げ合っていた試合。球場のそばを巨人の選手を載せた新幹線の電車が走ってゆきました。それをTVが映し出しました。私はこの試合を友人と共にTV観戦していました。阪神は4−1で負けていました。しかし阪神の江夏が硬くなり4点を中日に献上.

後日の話になりますが星野がペナントレースで常勝の巨人に阪神を勝たそうと打ちやすい球を投げていたそうですが阪神が硬直してしまって打ち崩せなかったらしいです。結局この試合は4−1で阪神の負け。あくる日の優勝争いの巨人、阪神戦も阪神が巨人に私の記憶では7対0で阪神の負け。

ペナントレースの最終戦阪神が巨人に優勝をさらわれたわけです。星野監督は中日の投手を退き中日の監督になりリーグ制覇をしている。その後常に最下位争いをしていた阪神の監督になりリーグ制覇を果たしている。立派な監督だ。北京での活躍を期待しています。