原油の高騰

原油が昨年秋からどんどん高騰し今や1バレル100ドルを突破しどこまで上がるのか私たちの生活に直接関係を持つもので本当に不安である。高騰の原因は中東の油田に依存する中国、インド、などの新興経済大国が大量に原油を消費するようになったこと。またハリケーンなどの影響も考えられる。

原油は一年300億バレルという膨大な需要に対して原油の発見量はその4分の一程度である.石油の発見量と生産量のギャップが物凄く大きいのが現実である。日本は石油の中東依存は約90%である。この中東で今原油の高騰をきたした最も大きな原因はヘッジファンドの猛烈な投機を行った結果である。

中東の石油に100%近く依存している日本はこの投機マネーの影響をもろに受けたわけである。昨夜のTVのニュースの時間に愛知県の瓦製造業者が燃料代が高きつき今まで4百枚の瓦を一度に焼いていたのを500枚にして燃料代を2割がた節約している。また広島県の味噌製造業者も原料の大豆が2倍になり代用品を開発している映像が映し出されていた。私たちも毎日の暖房の灯油は1缶180近く、車のガソリンはレギュラーで150円を越え、さらに生活用品が全て値上げを予定をしている状態だ。原油の高騰は一般大衆、中小企業を直撃し庶民の生活苦を招来することになる。ヘッジファンドの行動規制を我々は強く要望する。