イラク空自活動は違憲

これまで自衛隊イラク派遣さし止め請求で各地でなんども却下されてきた。今回は名古屋高裁航空自衛隊が首都バクダッドに多国籍軍を空輸していることについて「憲法9条1項に違反する活動をふくんでいる」との判断を示した。このことは海自がインド洋で多国籍の艦艇に給油活動をすることも憲法違反となる事は論をまたない。

小泉が首相の時03年7月の党首討論の場で「どこが非戦闘地域で、どこが戦闘地域なのか私に聞かれたって分かるわけがない」。このような無責任きわまる発言をして自衛隊陸,海、空、をイラクに派遣していた。今回戦闘が続いているイラクに武器、武器を帯同した多くの多国籍の兵隊、同時に武力を運ぶ輸送機、また海から攻撃を加える艦艇に給油活動などどう見ても戦闘活動に協力する自衛隊

自衛隊だからには自国にいて敵に攻め込まれた場合に国を守るのが本来の役割ではないか。それなのに外国に出かけて活動をするのは羊頭苦肉もいいところである。小泉が首相の時に米国の要請にふたつ返事で海外に自衛隊を派遣した。今回自衛隊の海外での軍事活動は明らかに違憲との判断が出たのであるから航空自衛隊、海自も出来るだけ早く現場から撤収する事である。