野村證券のインサイダー取引事件

野村證券でおこったM&A情報を悪用したインサイダー取引は極めて悪質で残念な事柄であった。野村證券は日本の超一流の証券会社でありこのような事件は世界的にもかなりの信用問題となるであろう。

野村證券としては現在中国が急成長し中国語と日本語が堪能で中国との関係また野村證券グローバル化をより一層強固なものになすべく中国人の優秀な人材を入社させたのではないだろうか。一人は京都大学に留学し日本の事情によく通じ野村證券も企業の将来を期待していたのであろう。

しかし中国の現在をよくみると中国人、中国の国家構造からあの天洋食品の冷凍ギョーザ事件、現在各地で起こっている北京五輪の聖火問題、つまりチベットに対する中国の非民主的な扱い、中国国内の政治の堕落それに伴う死刑大国、死刑が此れほど簡単にどんどん行われる国は世界的にも珍しいのではないか。

2日ほど前北京五輪のために完成したオリンッピック競技場のメインスタンドに空から水をかけその出来具合を調査していたのがTVで映し出されていた。競技場は水がだだもれ、此れはどんな事になるのかと人ごとながら心配であった。

これが今の中国を象徴している一つの例でなかろうか。したがって中国と安心して付き合ったり取り組むのは十分に注意したほうがよさそうである。中国の現状は北京五輪で隠蔽されているが酷い生活格差で今後の中国のあり方を考えると恐ろしくなるようである。このような国から信用して人材を一流企業それも世界的に影響力の大きな金融機関に採用する事は慎重であるべきである。