米国の危険な肉牛

米国から伊藤忠商事が牛丼最大手の吉野家向けに輸入した牛肉に牛海綿状脳症{BSE}の原因物質が蓄積」しやすいために輸入が認められていない[特定危険部位]の脊柱が混入したと農林水産省厚生労働省23日に発表した。{朝日新聞23日付け}

今までに吉野家は米国からの牛肉にBSEの危険性のある部位の混入が分かり輸入禁止をうけ牛丼の販売を停止。問題がないと判り販売開始。・更にまたも危険性が分かり販売一部停止。最近再度販売が再会開始されたばかりだった。どうも米国の牛肉には危険がつきまとう。

米国では日本ほどに牛肉に対して神経質ではないのが実情らしい。日本ではBSEの危険部位として恐れかれている箇所をわりあい平気で口にしている。また日本では20ヶ月未満の牛ならば危険箇所を除いた部分の輸入を許可するということなのだが今回は危険部位が除かれず問題になったわけである。米国では30ヶ月未満なら背骨の付いた肉を平気で販売している。BSEの原因物質の蓄積しやすい箇所の牛に対しても無神経なので日本の対応が不可解らしい。したがって米国ではこのような状態なのでBSEの患者が日本人が想像する以上に多い。

日本はBSEをおそれて年数を経た牛、また肉牛の危険部位を口にしないので世界的にもBSE患者の数が極端に少ない。このような恐ろしいものを忌避するは我々にとって当然である。危険な冷凍ギョーザもあり日本はカロリーの39%を外国に依存しているので用心するにこした事はない。