北朝鮮の[テロ指定国家]解除

北朝鮮のテロ指定国家」の解除はどうも米国の独りよがりの行動であると断定しても間違いではないのではないか。北朝鮮は中国の四川で大地震があり大きな被害を受け今北朝鮮の援助にかかわっていられないのが実情である。

そこで北朝鮮としては6者協議で一番力を持っている米国に適当に妥協を示す格好をつけておいても損にはならない。食量は403万トン必要なところ120万トンの不足、燃料はこれまで契約された100万トンのうち44万トン供給されたがこのままでは後どうなるか分からない。

ここで北朝鮮のあの巧妙な外交で米国に6者協議に従うような態度を取るのが得策であるとの判断をしたと思はれる。それでもう古くなった原子炉冷却塔を米国から出た資金で爆破消滅の形をつけた。しかし既に持っている核兵器、爆弾を米国はどうしたともマスコミには記載されていない。

ブッシュが今年限りで大統領を引退するので何か格好をつけるのに忙しく細かい事に余りかかわっていられないような感じがする。日本にとっては6者協議の中でも拉致被害者の再調査も北朝鮮は確約していたがこの「テロ指定国家」解除でうやむやになりそうである。
ブッシュは日本の拉致家族の件については決して忘れていないと強調しているがこれも適当なリップサービスか。何かあわただしい今回の「テロ指定国家」の解除問題ではある。