今日は祇園祭の宵山

明日祇園祭が行はれる。今日は宵山である。夜、鉾に火が付き四条通烏丸通室町通都大路を彩る。コンコンチキチンとカネの音も賑わしくかく通りは人人で鉾の周りは身動きも取れないくらいである。

室町辺りの家は全て窓、玄関の戸を開け放し先祖からの家宝を飾り自由に格家屋に入り観賞できる。それより地域京都の通リに立っている矛にかかっているゴブランの重厚な織物は素晴らしい美を醸し出している。

この祇園祭は別名鱧祭りといわれるくらい鱧の料理が夜の食卓に所狭しと並ぶのである。今年は漁船の燃料が高騰して昨日は漁師が全国的に漁を辞めたので鱧が例年どうりに確保できたかどうか。ストは昨日だったので鱧はもっと早くに買い入れているので問題はなかったのではないかと思う。

この宵山の頃は例年まだ梅雨の名残があり時には夕立ちに見舞われたりして夜遅くには雨もやみ9時頃から佳境にはいる。私は若かりし日には家内と室町辺りの飾りつけた家屋に入り込みその家の陳列してある屏風絵、などを楽しんだ。

子供ができて子供が2,3歳の頃は鉾のちょちんの明かり、鐘の音などを楽しみませに四条、室町に出かけたものである。当時の若者の浴衣姿も涼しそうで良かった。今はすっかり年を重ねこのような人ごみはもうゴメンだ。