中国五輪の開幕と将来

昨日午後8時(日本時間午後9時)に北京五輪の開会式がメーン会場の鳥の巣で行われた。何時何処で開催される五輪でも見られることが先ずアトラクション。中国では国の始まりから現在までの中国の最も特徴的な出来事を強調した荒筋を中国独特の人海戦術で世界の人々に見せた。多少冗長ではあったがこんなものだろう。

むしろこの開会式に何か大きな障害が起こるのではないかとの不安があったが特に何も起こらず中国当局も胸をなでおろしているのではないか。

この華やかな舞台の裏では中国であるゆえに起こる国民の怒りや不満が押さえ込まれたのは地震活断層がマグマの噴火の可能性を押さえ込まれたのと同じことだろう。

五輪後の「作用反作用」の物理的な法則を十分に念頭において中国の将来を格差を解消し極貧者の農民、失業者、フリーターの救済をしなければ今の独特な政治、経済の体勢の混乱は恐ろしい結果をもたらすだろう。