北朝の非核化

昨年10月に日米韓中ロと北朝鮮が参加する6者協議で北朝鮮が核放棄に向け段階的な措置を取っていくことに同意している。その内容としては核開発計画に関する[完全かつ正確な申告]と施設の無力化であった。

ところが北朝鮮が核計画申告の緻密な検証を求めている米国に、北朝鮮外務省報道官が26日6者協議の合意を受けて寧辺の核施設施設で進めている無力化作業を中断すると表明した。これは米国が北朝鮮テロ支援国家解除を見合わせていることに対する明白な違反と批判している。

大体北朝鮮が負った義務は核開発計画に関する[完全かつ正確な申告]と施設の無力化を昨年までに終わることであった。それでその見返りに関係国が提供する重油100万トン相当の経済・エネルギー支援は、8月中旬現在で約44万トン相当分が搬入済みらしい。

 北朝鮮はいまさら僅かな核を持って戦略的に利用しようとしてももうそのような時代ではないことを充分に理解することだ。韓国と隣り合って韓国の民主主義の発展がいかに韓国を豊かにしているかを理解し核を一日も早く放棄し経済中心の民主主義国家に変身することを祈る。