資本主義経済の最悪のパターン

資本主義経済の型は教科書的には封建主義ー絶対主義の次に位置している。資本主義経済の初期にカール・マルクスは資本主義経済の持つ矛盾に着目しあの有名な資本論の大著を表した。

それでロシア、中国などは社会体制のるべき順序を踏まず直接社会主義を取り入れた。私の記憶ではマルクスは資本主義経済が爛熟しその果実を下敷きに社会主義の花が咲くとの説であったと記憶している。とこが今までの社会主義共産主義を経験した国は資本主義の爛熟した経験を持たずに直接社会主義経済に突入している。

そして私が思うのには社会主義共産主義の壮大な実験を僅かな期間試したが大失敗に終ったったのではないか。マルクスが資本主義経済の勃興期に資本主義経済の矛盾を指摘した大哲学者であったとその慧眼に心より敬服する。

日本が1980年代の初期から1990年代の中期まで一億総中産階級と言われた。あのような型が望ましいのであるが一方で政治的にも経済的にも未発達と言うより悪の花が沢山咲いていた。資本主義経済のパターンどうり失われた10年、史上有数の好景気で資本家が大儲けし其の直後世界的大不況。資本家どもは失われた10年の後の大好況で資本を蓄積し、懐も暖かい。

苦境に立たされるのは資本主義経済の調節約の派遣、契約労働者である。近くまた経済が回復し定員化されている労働者はまあまあとして調節約の労働者はどうなっていることか。今解雇された調節約はハローワークに逝けども仕事が無い。矢張りこの資本主義を修正するにはこれの爛熟から社会主義的なものへ進むのがいいのでは。かっての日本が擬似的に経験したような総中産階級的なものを庶民の力で獲得することである。