米国の物作りの衰退

近頃米国では物作りの仕事があまり活発でないような印象を受ける。勿論現在は米国発の不況で米国だけでなく世界的に産業工業が沈滞はしている。米国では特にエレクトロニクスの仕事は目を覆いたくなるような惨状を呈している。この分野では新興工業国の中国、韓国。などの進出がすざましく更に日本が決定的に米国市場を席巻している。

物作りと言えばアメリカのシンボリックな自動車産業の衰退である。いまやわずかに米国の工業界の象徴とでも言うべきビッグ3GM,クライスラー、フオードも米国の格付会社ムーデーズやプア アンド スタンダードからもきわめて低い格付けを受け、銀行からの融資もままならず、ブッシュに公的資金の貸し出しを懇願したがはねつけられた模様だ。

兎に角青息吐息で崩壊一歩手間えの状態だ。次期大統領のオバマ氏が来年大統領に就任したらこの三社に公的資金を注入しこれ等の自動車会社の回復を図るとのご託宣をしていられるが日本、ドイツ車と肩を並べられるか難しいところだ。

また原発が中国、インド、ロシアその他の国で要望がつよい。これの建設には日本の東芝が30数基建設することが決定している。米国は物作りから金融事業に数年前から大きく舵を切った。しかしサブプライムの問題で大きくつまずきリーマンブラザーズの崩壊などでどうにもならない状態で暗雲に覆われている。、