ロシアからの東風

昨日(18日)麻生首相はロシア・サハリンでメドベージェフ大統領と領土問題で会談をおこなった、日本側から2島とか4島とかの具体的な要求が出なかったようである。今の麻生首相ではロシア相手にこのような問題を具体化するだけの力量は無いと思う。

5月にはプーチン首相が日本にやってくる。日本としてはこの時までなに何らかの具体的な施策を取るべくために準備を充分に整えておく必要がある。今まで石油、天然ガスの供給先はロシアから西側の欧州だった。其れがサハリン2によりアジア、太平洋地域に供給先が多角化して来た。

此れはロシアの国内に何らかの考え型の変化が起こっているのではないかと想像する。中国、日本の石油,天然ガス、の使用量と同時に資本力がロシアの態度に変化を及ぼしたのではないだろうか。そこでロシアと軍事力を強大なものにしている中国とは国境を接せしている。

中国に対しては多少の不安がある。日本に対しては中国に対するような脅威は別に無い。しかも日本はLPGなどの需要も多くまあ此れの開発の資本力も充分に持ち合わせている。このさい北方4島とロシアの東方への風をうまく利用すべきである。この問題は5月のプーチン待ちである。