清峰高校おめでとう

今年の春の選抜高校野球大回は例年と異なり冬を思はせる寒い日の中で行われた。長崎の清峰高校と岩手の花巻東との間で決勝戦が行われ1−0で清峰高校花巻東をくだし初の優勝を果たした。

両チームとも投手力がよく息詰まるような試合で1点でゲームを決するような雰囲気であった。清峰は3年前の決勝で横浜に0−21で大敗を喫し今大開で優勝を果たした事は大きな喜びであったろう。清峰の今村投手は今大開5試合を1失点に押さえる大開屈指の好投手で本格派の将来が楽しみだ。

最近は私立高校などが野球留学で他府県からの選手を補強し優勝を狙う傾向が強いがこのチームは学校が公立であり特別な補強も無かったのではないか。公立高校のクラブ活動がこのように独自の訓練で強力なチーム作りをすることに拍手を送りたい。

最近では高校野球夏、春の大会ともに私立の野球学校がその殆どを制する傾向がある。今大開の清峰高校のように公立高校が全国大開を制することは本当にすがすがしく一服の清涼剤である。今後も公立高校の活躍を心より祈ります。