朝日ジャーナルの復刊

休刊から17年、怒りの復活 朝日ジャーナルこれが今朝の朝日新聞の1面下の図書広告欄に出ていた朝日ジャーナルの復刊広告である。たちまち大増刷決定!と書いてあるのでもう何日か前に発売されていたのである。

私は全く知らなかった!この雑誌は私が学生時代に創刊され50数年ほど以前だったと記憶している。戦後社会が落ちつきを取り戻し安定した生活が享受できるようになった頃だ。社会、経済、文学、思想。スポーツ問題を他の週刊誌にはない格調の高さで論じられていた。世界、今の中央公論でない「中央公論」、改造など月刊誌では少しボリュウムがあり週刊誌である朝日ジャやーなるを愛読していた。つまり世界「当時の」中央公論から得られる知的欲求を満足させられたわけである。そしてその新鮮さと充実感はは絶品だった。

内容は他の週刊誌の追随を許さない気品と上述した当時の月刊誌の持つ難解さはあるものの読書感を充分に満足させてくれる週刊誌だった。今下らない週刊誌、月刊誌の販売促進を狙った内容の大衆化のため格落ちで今回復刊した朝日ジャーナルがそれらの欠点を補うよき読み物として再現してくれているものと確信する。現在朝日ジャーナルが創刊された世相と可なりの開きは否定できない。しかしあの創刊時の新鮮さ迫力を再度味わいたい。