初冬

朝早く疎水に沿った小道を今朝もウオーキングする。今朝はかなり寒かったせいかウオーキングの人も少なく10月の下旬頃まで見られた多くのウオーカーもまだ布団に入っているのかこんなに寒い朝の疎水のウオーキングはよほど好き者としか思えない。

この道には12月の始め頃まで燃えるように真っ赤に色ずき周囲の常緑樹に溶け込み美しい秋を演出していた。モミジも多くは落葉して初冬の雰囲気に変わり寂しい感もひとしおである。さらに小道には落葉樹のはっぱが一面に敷き詰められ師走の年賀状のことも頭を掠める。

前後するが真紅のかえでの落葉はなにか自分の姿を見ているようで寂しさもひとしおである。私が可愛がっているノラも私の姿を見て餌をねだる。寒いネグラで一晩過ごしたノラも可愛そうだ.缶詰と固形の粒の餌をたっぷり与え体を擦り少しでも暖かくなるようにと当方物理的な行為を施しているのだが猫は愛撫と思いじゃれついてくる。ノラの幸せを祈り人かずの少ない小道をまたウオーキングを始める。