普天間基地を国外に

鳩山首相は米国に沖縄の普天間基地の問題で昨年12月の末までに前政権と米国のあいだで合意されていた件について新政権は此れを認められないと云って破棄した。それで鳩山首相は5月末までに鳩山政権の新しい基地を提示することになっている。

鳩山政権は連立なので社民党国民新党の意見も尊重しなければならない。沖縄が日本の敗戦後米国の都合で半世紀余り日本にある米国の基地の75%を引き受けてきた。この辺りで鳩山首相衆議院の総選挙前に沖縄から基地を外国や別の地域に持って行きたいと言明していた。それで連立でそれなりの発言権を持っている社民党が主張する国外全面移転の要求がある。つまり海兵隊のグアム、テニアンなど米国領への異動の強い主張を申し立てることが鳩山首相が選挙戦で沖縄の基地を国外にという彼の選挙戦の時の公約と一致するのではなかろうか。

どうかこの線で米国に申し入れることが沖縄にとっても極めてすっきりしたいい政策だと心から賛成したい。日本の半世紀におよぶ米国の植民地からの脱却でもある。鳩山首相の手腕を期待する。