金の利巧な使い方

山崎直子さんらを乗せた米国のスペース・シャトルディスカバリーの打ち上げが成功した。このシャトルも初飛行から約30年で老朽化もあり2001年秋にISSを完成させて引退することとなった。

ISS計画は日米ロ欧カナダなど15カ国参加、建設費は9兆―10兆円だ。また日本は実験棟「きぼう」の建設に7千億円を投じ毎年400億円をかける。此れだけの巨費を各国がかけて人類に何か確実な利益が得られるのか。宇宙の探索という意味で人類が古代から宇宙に大いなる興味を持ち現在可能なところまで達したがいうならばそれだけのことではなかろうか。

人類の数え切れない難病に多くの研究費を支出するとか、また病で苦しむ多くに人たちの病院の建設,飢えで苦しむ開発途上国の人たちのためにこの宇宙開発費を当てれば人類のおおきな助けになると思う。このような巨額の金を人類の何の役にも立たないといえば言い過ぎかもしれないが余り利巧な金の使い方ではないのではないか。

生物が宇宙でどのような生存形態を取るなどは地球上でもそのような研究施設はどうにでもなる。なにも宇宙までゆき危険をかえりみず巨大な資金を使ってまで実験の必要があるのか。人間にはもっと有益な金の使い方があるように思える。如何でしょうか。