憲法発布の5月3日の日に当って

5月3日は皆さんの存知の憲法発布の記念日である。改憲に熱心だった自民党が、政権から消えてほっとしたところである。しかし憲法改正論者の中曽根康弘元首相は、憲法改正の勢力が萎縮していくことに嘆いているようである。昨年の衆議院選挙で、自民党憲法審議会の会長の中山太郎氏や、会長代理の船田元氏らが落選した。同時に自民党の新憲法制定議員同名の現職議員は当初の194人から3分の1に激減した。

ただ自民党から新党を結成した渡辺喜美代表の[みんなの党]、中曽根康弘石原慎太郎が応援勢力の「たちあがれ日本」の綱領のトップに「自主憲法制定を目指す」と明記した。(朝日新聞、5月3日付)、新党改革舛添要一代表も自民党時代憲法審議会の会長代理だった。このように自民党から生まれた新党は、皆憲法改正を標榜する政党である。

しかしこのような弱小政党が頑張っても、改憲が出来る力にはなり得ないのではないか。現在の憲法で最も大切な9条が、国民に強く支持されていることが今日の朝日新聞の記載されている。同時に、25条だっにす「べての国民は、健康で文化的な生活営む権利を有する」と謳っているのでこの憲法ワーキングプアーの絶滅を勝ち取ろうではありませんか。