一燈園と青年の奉仕活動

6月5日の土曜日一燈園の和服の作業衣に身を固めた一人の青年が、玄関のベルを鳴ら門の傍で立っている。話しによるとどのようなことでも御手伝いの出来ることがあればなんでも致します。

一燈園に何処からか精神修養に来ている社員らしい。前にも一燈園からやって来たのですが何か出来ることがあればお手伝いさせてください。それで家内も居たので特に何もありません、とにべもなく帰してしまった。

6月5日は家内が東京に行き不在だったので、精神修養に来いて各く家庭を回り、何か役に立つことをして奉仕を求めている修行者だと思い園芸の仕事をとっておいたので、彼に10号撥の草むしり、整理をしていただいた。

自ら申し出たワーキングだったので、ガレーのうえに綺麗に並べ乱雑な鉢が綺麗に並べられた。真夏の太陽の下一心不乱の作業に感心し、頭が下がった。一燈園をきずいた西田天香は各家庭の便所掃除の奉仕を唱えたが現在では様式の水洗便所に様変わりし私の与えた真夏日の下の作業は今の若者にはかなりきつかったのでは。

しかしよくやってくれて当方も正直なところ大いに助かった。一燈園にはよく大企業の社員達が修行に来ているが奉仕の精神を得ることは素晴らしいことだと思う。単なるデスクワークにこのような仕事も社員の成長を助けるだろう。