広島の原爆記念式典への米大使参加

昨日広島で原爆投下65年めての記念式典が行なわれた。この記念式典に今回始て米国のジョン・ルース駐日米大使が米政府代表として参加した。この行為では米国があの太平洋戦争の末期に、日本に投下した極悪非道な原爆への謝罪は微塵も無かったのではなかろうか。

恐らくオバマ大統領が原爆を地上より抹殺すべきであるというプラハ宣言の一端として今回の式典への参加を大使に要請したものであろう。その証拠に、この式典に参加したジョン・ルース駐日大使の記者会見も無く、単に米国のロボットでしかなかったのではないかと私は想像する。

また保守系のテレビ局米FOXニュースは、今回の大使の出席を問題視する立場から繰り返し報じた。広島に原爆を投下したB29爆撃機「エノラ・ゲイ」のポール・ティベッツ機長{故人}の息子ジーン・ティべッツは「彼(オバマ大統領}の目的は何だ。歴史は歴史だ。変えることはできない。彼が広島や長崎を訪問するとしたら、理由がわからない」と、オバマ大統領の被爆地訪問を強く牽制した。{8月7日付朝日新聞

米国人の大多数の人は広島、長崎の原爆投下の惨状を全く理解していないし、また理解しようともしない惨忍なアングロサクソンを中心とした冷血漢どもである。米国人にヒューマニズムを求めるのは木に魚を求めるよりもっと難しいことだ。