死刑場の図の公開

8月27日の朝日新聞の夕刊3面の「ここが死刑の現場」を読み、同時にその図を見て強いショックを受けた。民主党の千葉法相が死刑反対論者で、外野席からやいのやいのと言われるまで死刑執行のOKサインである、法務大臣の印鑑の捺印をなさなかった。

先月2名に印鑑が捺され死刑執行が行はれた。同時に法務大臣として史上初めてこの刑の立会人となった。彼女が死刑廃止論者なので死刑執行の捺印をしなかったことと、捺印をした以上はその立会人となるという極めて論理的な行動をされたことは立派なことである。

かって自民党の法相だった鳩山邦夫氏、東京都知事死刑廃止論者を法務大臣にするのは、問題だと述べた両氏に千葉法務大臣の爪の垢でも煎じてお飲みになってはいかがでしょうか。ご自分が死刑執行の立会人になられたことと、東京刑務所の死刑場の図をマスメディアにより国民に詳らかにし、死刑問題の是非の材料となすようにと申されたようである。素晴らしい人だ。このような方が参議院選挙で50万票台の得票を得ながら落選とは残念なことだ。