菅改造内閣


この度の菅改造キャビネッツを見て最初に気の付いたことは、世襲議員と言おうか二世、三世議員がいないことである。自民党の内閣のときは首相をはじめ閣僚の殆どが世襲議員で構成されていた。このような世の中を知らない議員の集まりでは国民つまり庶民のための政治が出来るはずがない。

例えば企業にその業主の子孫がその椅子に座り続けるとだんだんその企業の内容が低下する。したがって指導者層に他所から別の血を注入することを要求される。それで企業は成長し安泰である。このことから自民党が凋落したのはその指導層と勿論議員も殆どが世襲であるからであろう。

内閣を構成するとその閣僚の大部分が二世、三世議員である。このような現象は日本の義理人情により生まれた独特なものである。この意味でも昨年この日本人の義理人情の集大成自民党に、民主党が勝利を収めたことは日本のために素晴らしいことだと私は拍手を送りたい。

又今回の菅改造内閣で脱小沢、小沢色を一掃したかのようにマスメディアは報じているが、私は小沢の支配下の議員で内閣の構成員となるべき有能な人材がいなかったように思う。それに「政治とカネ」の小沢色を追放することが民主党のクリーンをより強調でき国民にアッピールし、国民との信頼関係もより強くなるのではなかろうか。小沢氏はまだの陸山会の被疑者である。クリーンとは程遠い人であ。

○このこすもすも植物園のものではありません。