裁判所としては控訴しなさい

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横浜地裁裁判員裁判で被告を彼等は被告に極刑の死刑を求刑した。しかし最終判決で朝山芳史裁判長も死刑の判決をした。ただこの判決で注目しすべき点は裁判長が判決文の朗読の後に被告に「裁判所としては控訴してください」とやさしい言葉を投げかけた。

裁判員裁判で見かけ上は2名の殺人ではあるが極めて残酷ではある死刑と言う極刑に値するかどうか。裁判員裁判で死刑がかなり感情的に適用されることに、裁判長が裁判員にもうすこし過去の判例をよく勉強し冷静に判断を下して欲しいと言うところではなろうか。恐らく裁判長は死刑廃止論者ではないだろうが、一般市民に対しても極刑である死刑を軽々に求めるべきでないと自己のこれまでの経験からこの言葉を裁判員に聞かせたのだろう。

残酷非道な殺人を犯した被告は死刑を受けるまで恐らく真人間に帰依することだろう(真人間が恰も神仏であるような表現だが)この人間を殺すのは人間である。人間が人間をを天国に送ることも又残酷非道である。このあたりをよく思慮すべきである。死刑廃止が理想的だ。外国のように100年、200の刑などで無期懲役者に恩赦を与えるべきでない。


○将佐