疑わしきは罰せず

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昨年6月に鹿児島市で老夫婦が白浜正政広がスコップで頭部を滅多打ちにして殺害したということで、裁判員裁判で死刑が求刑されていた。警察、検事の取調べでは捜査がずさんでん物的証拠により死刑を求刑するだけの信頼できる内容を伴っていなかった。つまりスコップに指紋が全く見られなかった。この件より以前に取り調べv調査の結果起訴され事由だ。

警察、検察官の取調べだが日本の警察、検察庁で一般的に見られるわけだが事件を起こしたと見られるホシに酷い人格を全く無視するような言辞を弄する、まま密室だから物理的な行為すら用いる。これらの言動によりホシと予想されている被疑者はこのような地獄、奈落から脱したいばっかりにウソの自白をし、裁判で事実を述べればいいのではないかと判断する。それで現在このような誤りが起こらないような可視化が検討されている。

白浜政広さんも酷い取調べを受け早く奈落から脱したいばっかりにいい加減な回答をしたらしい。又裁判員もかなり冷静さを欠き感情的に目には目を、歯には歯を的な求刑を求めていようである。裁判員はプロの判事と異なり掘り下げ方が、また角度がかなり素人的である。私は裁判員達も一生懸命になさっていることを決して否定しない。ただ被疑者に対してヒュウマニズムをもって市民としてプロと異なる感覚を持って検討されんことを望みたい。今回の鹿児島市の白浜政広さんの裁判官の判断は秀逸である。まさに疑わしきは罰せずの法律の真髄である。