民主、自民との大連立

菅首相か昨日またも独断で自民党元首の谷垣氏の入閣(副首相)を要請した。今の日本の現状では菅首相の大連立の構想は分からないわけではない。しかしかって参議院選挙直前に消費税10%を民主党内で練ることもなく独善的に主張し選挙で大敗を喫した。今回も関東東北大震災、更には福島第一原発の大事故で日本は大混乱に陥っている。

それで菅首相がこの際党派を超えて、民主、自民、公明が力を合わせて日本の復興に立ち向かうべきだとの彼の心情ははよくわかる。しかしこの希望は民主党内でよく検討されたわけでもなく、民主党内の合意を得られたわけでもない。また自民党の内部にでもこのような大きな問題なので充分に討論を重ね両党の適切な合意を得られなけれならない。今の時期だからのんびりしているわけには行かないだろうが慎重に両党夫々の熟考するべきだろう。