福島第1原発の災害

この度の大震災で日本の外国への恐怖をあおったのは福島の第1原発事故ではないだろうか。この原発事故のために放射性物質が野菜、果物などを汚染しているので中国、香港、台湾、シンガポールなどは東北地方の野菜、果物はお断りとのことだ。

この東北地方の地震津波については石橋克彦神戸大学名誉教授(地震学)は97年に今日の事態を予見したかのような論文を発表。ー中略ーこの論文に、事態を「原発震災」と名付け、警鐘を鳴らしてきた(3月25日付朝日新聞)しかし福島の原発の設置や今後の新設の計画が続いており「産業界から、計画が一段落するまで変えるなと圧力がかかった」と元原子力安全委員長代理の住田健二大阪大学名誉教授(原子炉工学)と述べている(3月25日付朝日新聞

朝日新聞によると今まで作り上げた原子炉の手直しすると運転できなくなったり、多くの費用がかかることなどで見直しを先ののばしするという政治的な判断が働いたようだ。それで06年に耐震指針が全面改訂されている。旧指針が出てから28年後のことだ(3月25付朝日新聞)これにより津波より揺れを検討していた。この作業途中であの地震津波が襲ったわけだ。つまり福島第一原発の災害は財界と政府のあり方だ。政府は勿論自民党だ。地震津波対策が出来ていたら或る程度は放射線問題は免れたのでは。