春よ来い、早く来い!

3月11日の東北関東大地震で特に東北の大津波で住宅が波にさらわれ、多くの人達が荒れ果てた野外に放り出された。その数は数十万人にも達するだろう。東北では3月はまだ寒く、学校の講堂などで薄い毛布一枚で眠りにつかねばならず、実にお気の毒だった。

どうして満ち足りた日本でこのような残酷な結果をきたしたのかと言えばマグにチュード9.0の地震と大津波で道路が各所で寸断されたことで車の乗り入れが不可能だったこと。東北の災害はガソリンも無く、灯油は車が動かされないので暖房も思うようにならず、また食料も充分でなく寒空に震え、少ない食料で空腹を抱える始末となった。

また福島の原発事故地近辺には放射能漏れもあり、トラックの運転手が物資を運送することに躊躇したこともあり毛布、衣類食物が届けられなかったことも被災者達の救助が遅れた原因となった。今年は3月になっても、東北地方はマイナスの気温が続き春の訪れが遅い。暑さ寒さも彼岸まで、と言うが今年は彼岸が過ぎても白いものが舞っている。早く本格的な春ガやって来れば災者達も少しは救われるのだが。