東北地方の瓦礫からの回復

3月11日の東北関東大地震で東京以北の太平洋岸に面した小都市、村落は地震の災害とそれにもまして大津波によりその形を全くとどめることなく瓦礫の山となつた。東北地方の太平洋岸のこの惨状をTVで見て言葉もなく、強く胸をつかれる思いだった。

なかでも数年前の秋に私は東北地方の旅行を家内と気仙沼からスタートした。その気仙沼で食べた秋刀魚の旨かったこと。それを食べ宿泊したホテルはかろうじて存在していた。気仙沼は中でも最も酷く津波で荒廃させられた町である。これらの荒れ果てた町、村落はいつ元の形に戻るのだろうか。東北地方の広範囲に亘るこの災害はいつ回復するのいか全く見当がつかない。気仙沼を核としての都市、集落は日本人の勤勉さと活力でかなり早い時期に地方の美しい景観を取り戻すのではないだろうか。