チビちゃんよさようなら


昨日緋ボタンの写真をのをこのブログに入れようとCPを操作していたら思いがけなくチビちゃんが仲間達と朝食を摂っている写真がでてきた。もうチビちゃんのことは諦めていたのだがこの写真でまたも心を動かされ彼女のことを描くことにした。私が家内を説得して99%我が家の一員になる予定だった。ところが我が家で10年余り飼っているルル、ミミとの関係など、どうして拙宅の環境になれ快適な生活を楽しんでくれることができるかと色々と思いが頭をかすめたわけだ。

それでNGOの奥様に相談したら家屋に連れて来たネコに一部屋を与え、ケージを入れ一ヶ月程そのケージを布で覆い、たまに布を取り先住のネコたちと面会させ、またときにはケージから外に出し環境に慣れさせる方法がベストだとのアドバイスを受けた。それでネコを確保する件については私が手伝いに行くとのことだった。

この方法でチビチャンを飼うことに家内がこんなてまひまはごめんと強くリジェクトされた。このNGOの奥様のやり方は理想的な方法だろうがすこし大変すぎる。それでチビちゃんを我が家の一員にすることを諦めたわけだ。チビちゃんにとってはあの住居で去勢もされず動物本来のきままな生活を堪能するほうがいいのではなかろうかと考えるようになった。去勢されて人間のペットとして動物の本来的な姿を奪はれ自由な行動を阻害される方がチビちゃんにとって不幸だろうと思う。自分が食べている餌に他のネコが首をつ混んでくるとさっと身を引き、自分は後ろで待っている奥ゆかしいあのチビちゃん。もう少しあつかましさを身につけ弱肉強食の生存競争に打ち勝ち、太く短い生活を快適に過ごすことほうがいいのではないか。彼女の住居から出奔しチビちゃんは幸せだろうが当方は本当に寂しい。来る日も来る日もチビちゃんの元住いに昼頃と夕方一縷の望みを繫ぎ、好きだった缶詰めを携へ出かけている。

○写真の後姿の黒白のネコがチビちゃん