東北の重工業

3月11日の東日本大震災で東日本ー東北地方は米作と漁業が主な産業とばかり思っていた。しかしあの巨大地震で日本の重工業の一翼を担う多くの産業が多きな被害を受けたのである。それで関西などのJRの主要な列車の部品が入手が出来なくなり間引き運転をしている。また自動車の部品工場がだめになり日本だけでなく欧米の車造りにも、このための部品の供給が出来なくなり、世界の車産業にも大影響を及ぼしている。部品がその要求を満たすには工場の回復が先決でありこれをを受け入れるために数ヶ月待ちとのことである。

米国の高級車ー黒塗りの塗料の材料は東北でしか手に入らないようで、これも工場の回復待ちのようだ。車の話しとなると今朝の朝日新聞によると栃木県のホンダの研究所の損害が大きかったようである。電気大手の東芝が震災で700億分の利益が消えた。日立製作所の茨城件の主力工場が被災出荷が出来なくなったり、後れたりで大損害を蒙っている。富士通は震災後、情報通信事業で商談の延期や凍結が相次いでいる(12付朝日新聞)東北の工業事情に私はあまり強くなかったが、今回の巨大地震で東北にはこのようにキラ星のごとくに素晴らしい工作所の存在を認識した次第である。