福島原発の悲劇

80%近い住民が福島に戻りたいと言うのが大きな希望だ。しかし今の福島の実情を考えると福島には住めない。福島の人々は原発を設置した東電、政府を恨んでもうらみきれない。恐らく福島の住人達はは今のような「死の町」になるであろうとは夢にも思つてはいなかったにちがいない。福島の住人達は何度も何度も放射能に汚染されていない場所を求めて地域を転居してきた。

また生後1才の赤ちゃんを抱えた若い母親は子供の生まれた喜びよりもこの環境で生まれた赤ちゃんを哀れみ悲しむ姿は実に気の毒だ。この「死の町」は当分回復が望めないだろう。原発設置の際にはこの地域に充分な「金」が落ちる、雇用も盛んになりこの場は大いに潤うと東電、政府の甘言仁まやかされて、ここに原発ともに生活を楽しんだのが何と裏目となったわけである。安全を信じていた人は70%近く転地を余儀なくされた人は40%にもなり安穏な家庭生活というより地獄の毎日と言うべきだろう。このように悪をもたらす原発を一日も早く日本から撤去しよう。