憲法九条

5月2日にNHKそのとき歴史が動いた、憲法施行60年特集「憲法九条、、平和への闘争」改憲か護憲か、を見ました。
筋書きは日本の敗戦直後の米ソ対立の冷戦下で吉田元首相は米国から再軍備を要求されました。吉田元首相は日本独立を強く希望しておりました。
ここで米国との取引きで先ず再軍備をとったのです。
そこで憲法下で再軍備を進めようとする九条改正を目指す「改憲勢力」と和平を目指す「護憲勢力」が対立します。
次いで岸内閣が成立し改憲を目ざすわけですが、ここでも「改憲勢力」と「護憲勢力」が激しく対立します。
駐留米軍の基地、核実験に対する反戦運動のたかまりのなか国民の首都圏を中心に全国的な戦後最大の国民運動に発展します。「注1」
しかし新安保条約は成立しますが、その直後に岸は退陣。その後組閣した故池田元首相は憲法改正を考えていないと述べておりました。
以上が「NHKのその時歴史が動いた」「憲法九条」です。
故池田元首相後の保守党の首相で中曽根康弘元首相以外は強く改憲を標榜
してこなかったと私は記憶しております。
現在の安倍首相は特に改憲に執念を燃やしているように見受けられます。
以前に書きましたように、憲法改正手続を定めた国民投票法案を衆議院で与党
単独で可決しました。現在参議院で審議されておりますが、三ヶ月後に行われる参議院選挙で保守党を破り再び「徴兵制」のある国家ならないようにしようではありませんか。

「注1」学生、労働者達のデモ隊に機動隊が暴力を振るい東大生の樺美智子
さんが殺された事件。