仏大統領選挙

フランス大統領選挙は6日決選投票が行われ、サルコジ前内相が、社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル元環境相を破って当選を果たしました。
投票率は83.97%で選挙民の意識の高さがうかがわれます。ロワイヤル
女史は、福祉、弱者の目配りを打ち出し、互角に戦ったのですが屈したのは
まことに残念でした。
経済のグローバル化はフランスにも押し寄せています。サルコジ氏はEUの連携を強め経済協力をより親密にする事を狙ったものと思はれます。
サルコジ氏はフランスが失業率8%もあるのでアメリカ型の自由競争社会を
導入を目指し経済政策では1週35時間労働の見直し、もっと働き、もっと
稼いでフランスと個人を豊かにする方向に力に注ごうとしています。
しかしこのような政策は弱肉強食を深め格差社会の現出もありうるのではないでしょうか。
対外的には中国との関係を深め経済協力をおこなをうとする計画を持っているようです。
更にイラク戦争アメリカに一貫して反対してきたシラクイズムをどのような形で修復するのか注目したいと思います。
いずれにせよ、シラク氏のとった経済政策対アメリカ外交は一味異つた形が見られるのではないでしょうか。