安倍首相 と 靖国神社

安倍首相は就任早々に中国、韓国を訪問しました。これは小泉前首相が日中間を政治面でひどく冷え込ませ、経済関係でも欧米の後塵を拝することを極端に恐れた経済財界からの大きな不満を無視する事が出来なかったからではないか。
4月11日に中国の温家宝首相が来日した。これは安倍首相が中国を訪問して胡錦濤国家主席と会談したが、そのお返しと言ういう形での来日となったのである。それで日中両国の間で厚くはっていた氷が少しは熔け始めたのではないかと見ている。
しかし安倍首相は4月21日〜24日に行われた靖国神社の春季例大祭で神前にささげる供え物をした。「真榊」と呼ばれるサカキの鉢植えである。
この供え物には「内閣総理大臣」という肩書きの木札が付いている。
安倍首相としては春季例大祭に参列したかったのであろうが対中、対韓、の
歩み寄りが始まったばかりなので自重したものと思はれる。
又今まで「参拝するしないか言うつもりはない」と曖昧な発言が「供えもの」形をとったものであろう。
安倍首相は靖国神社の性格は略戦争を賛美し、「英霊」を祀る神社であり、さらにA級戦犯が合祀されてる「場」であることも忘れないでほし。それで曖昧な発言は無定見と言うか無節操というか日、中、韓三国がASEANを引っ張る図式があるが安倍首相では良きリーダーシップが取れるかどうか疑問である。