敵対的買収ーーTOB

TOBなる言葉が最近マスコミをにぎわしています。TOB−株式公開買い付けの事でテイクオーバー・ビットの頭文字をとったものです。友好的TOBは買収先と合意のうえで行い敵対的TOBは相手の反対を押し切っての買収であります。最近ではHOYAペンタックスが反旗を翻したが結局ペンタックスHOYAに買収されました。
ペンタックスサイドは当初合併を希望していたのですがHOYAペンタックスのカメラ事業にはまったく興味がなく、ペンタックスの医療分野のみに狙いをつけていたのです。
何故敵対的買収が成立したかについてですが、合併であればペンタックス側の経営陣はポストを失うものが多く出る。それがペンタックス内に内紛が起こり買収の成立につながったものであります。
又現在サッポロビールブルドックソース、名星食品、ソトー、ユシロ化学工業が米系投資ファンドスティール・パートナーズジャパンが買収を仕掛けた日本企業であります。
敵対的買収といっても株主のプラスになるような買収であれば問題はないが経営陣が自分たちの利益を守るため、つまり株主のことを考えず保身のために反対するのかその辺が問題であります。