M&A 三角合併

今年5月一日に三角合併が解禁されました。三角合併とは親会社A社の子会社a社がB社と吸収合併させる形で他社を事実上買収する。つまりM&Aの手法です。
国境を越えたM&Aではスケールの大きさで知られたダイムラー・ベンツによる米クライスラーの買収劇がありました。
この度この合併はダイムラー・ベンツに大きな赤字が出たので解消されました。クライスラーサイドは世界規模のM&Aを希望していますが良い嫁入り先は今のところ見つからないようです。
週刊東洋経済には
1)M&A三角合併は友好的買収にしか使えない。
2)M&A三角合併は日本の企業グループが再編を進める際にも有効と
えらい楽観的なことが書いてありました。
野村證券の説では
外国会社による日本の会社の子会社化が加速する、とこちらの見方は厳しいです。
私も野村証券の観測に同調します。私は経済現象を好みます。
それで幸田 真音のバイアウト{企業買収}を読みました。具体性は
あるのですが、熟れていないのでもう一つ面白みに欠けました。
村上ファンドがモデルのようですが。。。
城山 三郎、松本 清張ありが執筆したら素晴らしいものになったでしょうに。二人とも過去の人ですから残念です。