脱談合

昨夜NHKスペシャルで談合崩壊の現場にせまるスクープ!を観た。
今建設会社の談合が崩れ始めている。建設業社同志が話し合いで税金を食い物にし一方それで地域経済を支えていた分けである。
日本社会に染み付いた建設会社の談合が崩れ始めている。福島、和歌山、宮崎、の官製談合、大手ゼネコン5社が摘発された名古屋の地下鉄談合、相次ぐ談合事件により建設会社の脱談合体質への変わり身が急速に進んでいる。具体的には名古屋の大手建設会社に11年もいた営業担当者を安全担当に、配置換えしたり、夫々第一線で活躍していた社員を閑職に振り向けている。脱談合をした鉄建建設は赤字を出し、他社は、予定価格の50%前後で入札している。
従って今後のあり方としては技術力を上げる、技術力の高度の開発、より磨きかけるなどとして他社との競争を強める。
またゼネコンとしては今日までのような談合を繰り返していては社会的信用を失う事を恐れている。建設業界500社は価格と技術の淘汰を進めるだろう。和歌山では談合が行われているときと比べると建設業者は16%減である。
建設価格は予定価格を大幅に下回っている。それに中国の鉄の需要が多く、国内での鉄の価格が非常に高いものになり、利益を追求することができず廃業する業者が続出している。例を上げて取り上げれば和歌山の建設業者以前は工事がわりふられていたが今はそのようなものはなく、仕事が大幅に減った。和歌山では26社が廃業している。
また仕事は30万円下げて話し合い、参加業社23社が入札でオミットされ残った業者9社がクジ引きをして1社ぎりぎりまで価格をしぼってもなかなか入札できない、どの地方でも脱談合すべきである。
どのように脱談合すべきか答えは見つからないが。